『メンタル弱め』心理士ワーママの備忘録

『メンタル弱め』なワーママ心理士による、普段の生活をHappyに過ごすための備忘録

【子育て】子育ての引き出しの増やし方

こんにちは、あろまです。

フルタイムワーママで心理の仕事をしています。

 

前回、子どもが成長するにつれて子育ての「引き出し」が少なくなってくる可能性について触れました。

 

mamapsychologist.hatenablog.com

 

今回は、この「引き出し」を増やす方法をいくつか解説したいと思います。

 

まず大前提として…

「引き出し」を増やすにあたって、注意することがあります。

あくまで『引き出しを増やす』ということを意識するということです。

 

みなさんもご存じのとおり、子育てには明確な正解はなく、

〇〇歳までにこれをしよう!とか、そうした文言をよく見かけますし、

確かにそうした方が先々良いこともあるのかもしれません。

 

ただし、その子その子の個性も、成長のスピードもあります。

生まれ持った特徴もありますし、育っていく過程で得た性格特徴もあるでしょう。

 

そのため、「正解を求める」というよりは、

『引き出しを増やす』=知識や考え方の幅を広げる

ということを意識しておかれると良いと思います。

 

何歳までにこれを!あれを!

なんて言われると、あれもやっていない、これもやっていない、

手遅れ・・・?!といった気持ちになります。

 

また、いわゆる『悪い例』だと言われる対応をまさにしていることもあると思います。

 

でも、それでどーんと落ちることはないと思います。

きっとその逆で、できていることもたくさんあるはずです。

 

だから、まずは「いろいろな見方を増やそう」、「自分の視野を広げよう」、「たくさんのやり方を学ぼう」と、正解を!!ではなく、自分の知識・使える手段を広げるという気持ちが大前提になるように感じます。

 

 

『引き出し』を増やす方法

 いわゆる「ママ友」や、保育園・学校の先生とのやり取りがなかなかできなくなった現在、どういった方法があるか、下にいくつかあげてみました。当たり前に思えるものしかあげられなかったように思いますが、共通するのは、自分が意識的に引き出しを増やそうとすることが大切、ということだと考えます。

 

①本からの知識

 まずは本です。本の利点としては

 ・専門家の知恵や知識を手軽に得ることができる。

 ・自分のペースで読むことができる。

 ・覚えておきたいことを見返す、読み返すことができる。

 ・たくさんの知識・考え方を得られるし、自分にはしっくりこない場合にはすぐに手放すことができる

 ・それぞれの「年齢」「性別」「困ったこと」別にも本が出ている

 ・時代の流れに沿った変化などもキャッチできる

 

 ほかにもあると思いますが、こんなところでしょうか。

 

 赤ちゃんのころなど、身体的なお世話が中心である時期についても、徐々に新しい知見などが出てきていますが、それでも変わらない部分が大きいと思います(この時期はこんなことができるようになる、身長や体重はこれくらい、等)。

 

 しかし、成長するにつれ、子どもたちの性格差や悩みの差も出てきますし、親世代と異なって、コロナ禍の影響や、デジタルネイティブであることなど、様々な要因も絡まってきます。

 

 基本的に思春期はこんな時期、といった大まかなことを知っておくのはもちろんですが、子どもの接し方、声の掛け方などを学ぶことは、どんどん複雑になっていく子どもに対して、いろいろなアプローチができるようになります。

 

 また、悩み別に本がたくさん出ているということも良いなぁと思います。私も娘が登校しぶりになってしまったときには、不登校や親の声掛けの本などをたくさん頼りました。苦しくなる本もありましたが、励まされる本、気付かされる本もありました。

 

 

②SNS

 インスタグラムやTwitter、ブログ、note等で子育てについて発信している方も多いですよね。 生の経験談を聞けることも、子育ての幅を広げる一助になると思います。

 また、特に悩みごとがある場合には共感したり、されたりすることも多く、気持ちが軽くなることも多いように感じます。

 

 ただ、最初の「大前提」で話したように、うのみはしないこと、自分の子どものこともしっかり見つつ、使えるところがあれば使う、といった心持ちでいることを意識することは必要かなと思います。

 

 弱っているときほど、都合の良い情報に振り回されがちなので、そうしたことを意識しておけば、手軽かつ上手に使えるツールになります。

 

 

③voicy、podcastの音声メディア

 SNS感覚で使える音声メディアの中でも子育ての発信をしている人も増えています。耳から流れてきてくれるので、他のことをしながら聴ける(いわゆる「ながら」ですね)、すき間時間に強いメディアとも言えます.。

 中にはいっぺんにすいろいろなことをするのが苦手な人もいらっしゃると思いますが、聞いた方が頭に残る人にとってはそういった意味でも強いメディアだと感じます。

 

 voicyやpodcastは携帯電話やタブレットのアプリをダウンロードするだけで無料で聴けるものが多いです(有料番組もあります)。また、ひと番組10分程度のものが多く、1.2倍速、2倍速でも聴けます。しかも、様々なバックグラウンドの方がいらっしゃって、世界が広がる感覚=引き出しが増える感覚が持てると思います。

 

  

こうして、子どもに対する色々な考え、まなざしなどに触れる中で引き出しを増やすと、自身の育ちについての気付きがあったり、自分の子どもについての見方が変わることが増えます。広い視野で子育てができるようになると、親も少し楽な気持ちになることが多いように感じています。