『メンタル弱め』心理士ワーママの備忘録

『メンタル弱め』なワーママ心理士による、普段の生活をHappyに過ごすための備忘録

【子育て】子育ての引き出しを増やす大切さ

こんにちは、あろまです。

フルタイムワーママで心理の仕事をしています。

 

現在、小学5年生の長女と小学2年生の長男の子育て真っ最中です。

心理職だから子どもの心理も分かるでしょう!

…なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに発達心理!とか勉強したはず…なんですよね。

 

でも、実は全然…。

紺屋の白袴とはこのことか!と自分でもあきれてしまうくらいに

反省することしきり、です。

 

今日は自分の『反省』を踏まえ、「子育ての引き出しを増やす」大切さについて解説したいと思います。

 

 

さいころの「子育ての引き出し」

自分の子育てを振り返ると、妊娠中には「ひよこクラブ」などを読み、

産婦人科でもプレママクラスなどに出て、赤ちゃんの成長やお世話の仕方について学ぶ機会が多くありました。

 

出産後もやはり、離乳食についての講座があったり、

ますます子育て本を頼りにしたりして、

何か月になったらこんなことができるんだな…

こんなことに気を付けないといけないんだな…と

子どものお世話について学び続けていたなぁと思います。

 

そのため、自分の中に色々知識がありました。

多くは「身体的なお世話」についてだったようにも思いますが、

その時期その時期の成長の特徴や必要なケアなどを学びながら子育てができていました。

つまり、客観的な視点や知識も多く入って、

『子育ての引き出し』がそjれなりにあったのだなと思います。

 

 

『引き出し』が少なくなっていく…?!

…ところが。

大きくなるにつれ。いわゆる「子育て講座」に行くことはなくなり。

もしかしたら、仕事に復帰したということも絡んでいたのかもしれませんが、

「子育て」「子どもの成長」について学ぶことはありませんでした。

 

しかも、コロナ禍の影響で学校行事も減り。

いわゆるママ友付き合いや、祖父母との交流、子ども同士で遊ぶことも一時期ぐんと減り。

 

自分の視野がどんどん狭くなって。

また、子どもたちのいわゆる「身体的なお世話」がだんだん少なくなり。

さらには、自分の多忙を理由に家族に甘えてもしまい…。

 

いつの間にか子育てについて『自分なりの引き出し』しかなくなっていたんですよね。

しかも、『引き出し』が少なくなってきていることへの自覚すら、持てなくなっていました。

 

 

子育ての「引き出し」が少なくなると…?

「子育て」について客観的な情報がなくなるとどうなるのか。

それは、どうしても自分の記憶を引き出して、

自分が親にされてきたように子どもに接するようになります。

 

それがそのままで良い親御さんももちろん、いらっしゃるでしょう。

その場合は、あまり困ることはないかもしれません。

 

しかし、自分の親が過干渉・過保護であったり、あるいは放任的であったり…。

親子関係、しんどかったなぁという感覚がある方なら。

自分の親を反面教師にしよう、気を付けようと思って育児をスタートした人もたくさんいらっしゃるでしょう。

実際、私もそうでした。

 

でも、結局、子育ての「引き出し」が少なくなってくると、

残されているのは、自分の親がこんなふうに育ててくれた、という

自分の親の育児方法という「引き出し」のみになってきてしまうのです。

 

気を付けている「つもり」であっても、

残された引き出しがそれしかなければ。

つまり、自分が見てきた、されてきたことを無意識的に繰り返すことが多いのです。

 

 

ただ、自分の子育ての引き出しが今どうなのか?

それを意識するだけでも変化するきっかけになります。

 

 

もし、お子さんがメンタル的に何か不安定になったら。

そのときには、自分の引き出しを一度整理する機会ともなるかもしれません。

 

すべて親の育児のせいにしているのではありません。

私も、自分のせいかなと自責の念に駆られることがあります。

でも、たいていはいろいろな要因が絡み合ってお子さんに影響していることが多いと、仕事上は感じます。

 

とは言え、親が変化することで、子どもの安心感が増え、

それが変化へのきっかけとなり得ることも少なくはないなぁと思います。

 

まずは意識する。それが大切です。

では、どうすればまた引き出しが増えるのか・・・?

 

少し長くなってしまったので、「引き出し」を増やす方法については

またの機会に解説したいと思います。